お金は存在するものではない。しかし、多くの人が命くらいお金を大切にする。お金で大きな喧嘩をする人たちもいる。それだけお金には力がある。しかし、お金に力があるというのは人間のただの妄想である。人間以外の動物からすれば、ただの紙切れだ。チンパンジーは1万円札よりも100円のバナナを好む。
お金とは
お金を見える形にしたものが紙幣です。
しかし、お金の本質は信用です。紙幣はその時代にあったものを便利な紙切れにしているだけです。お金が作られ始めたころはお金は貝殻などでした。
お金の正体は信用の交換です。
友達にお金を貸してもらったり、銀行がお金を貸してくれるのも信用があるからです。だから、自分の信用に値するお金を貸してくれます。クレジットカードも同じで、クレジットカード会社の審査によってその人の信用が認められ、買い物ができるのです。物を買ったり、売ったりするときも、その商品やサービスに信用があるから、その信用に見合った分だけお客様はお金を払ってくれます。
この頃は、電子決済が増えてきて、お金の本質を知らずに使っている人が増えています。お金の本質は信用の交換であるということを押さえておきましょう。
簡単に考えると「いいことをしてあげた時にもらえる「感謝のしるし」がお金」です。
お金は道具
お金を貯金をして安心している人がいるかもしれません。しかし、紙幣は国が定めた基準の数字でしかないので、自分の国がミスをして崩壊させてしまうと、自分の国の通貨は価値を失います。国の信用を失うとそこの国の通貨の価値は下がります。
戦争を始めた、とある国はアメリカやヨーロッパから信用を失い、自国の通貨の価値が下がり、物価上昇が起こった国があります。2022年の出来事だからまだ、みんなの記憶には新しいと思います。国の信用を失えば、自国の通貨は価値が下がります。自分ではその価値を上げたりするのは無理です。自国の通貨の価値は絶えず変動しています。日本やほかの国でも同じ事が違う形で起きないとは言えません。
なので、紙幣や通貨は今、現在のただの基準であるという認識が必要です。お金を貯めていても、明日には価値が下がっているかもしれません。かと言って、自国の通貨に信用がないというわけではなく、国のお偉いさんたちが今日も仕事を頑張ってくれているので大丈夫だと信じたいです。しかし、絶対はありません。
お金は人生の自由を拡大する道具だが、あくまで手段に過ぎないです。
感情が左右する プロスペクト理論
お金は自由のための道具なのになぜか使いにくい思いをする時があります。それは、感情が左右するからです。プロスペクト理論というものがあります。人間は「得をした時の幸福感よりも、損をした時のダメージのほうが大きく感じる」生き物なのです。感情がお金に動かされることによって冷静な判断が出来なくなるので使いにくい思いをするのです。
お金は未来をよくする道具だと思い、たんたんと合理的に使うことだけを考えましょう。
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